掃除をしてたら、古いクラシックレコードが出てきました。
長年聴いてなくて、クローゼットに放り込みっ放しで「カビカビ」かと思いましたが結構綺麗な感じです。
そこで聴き直すことにしましたがプレイヤーが有りません、アンプは大昔KITで自作した真空管アンプがあります。スピーカーも古いのが鎮座してるので音が出そうです。
もう、お金を掛けてレコード聴く時代でも無さそうなので、Amazonで安いプレーヤーを買いました。
Player : DENON DP-29FS
Amplifier : エレキット TU-873LE
Speaker : ONKYO D-77RX
なんじゃ、その組み合わせは!ってツッコミは無しでお願いします。(笑)
ついでに、音楽に関しても素人ですから。

(2016年1月)

2016年5月6日金曜日

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第12番 第16番 ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団

レコードデーター

ベートーヴェン
弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127
弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調  作品135
東芝EMI EAC-90118
ウィーン・アルバン・ベルク四重奏団
スイス連邦 セオン 1981年 12月18-21日 録音

あれ?と思います。
レコードジャケットには、ちゃんとウィーン・アルバン・ベルク四重奏団と記載されていますが、本当はアルバン・ベルク四重奏団が正しい様です。
どうして、ウィーンがくっついているのでしょうか。
アルバン・ベルク四重奏団では、レコードが売れないと思って、東芝EMIがもっともらしく、ウィーンを勝手に付け足したのでしょうか?
私は一度、ザ・シンフォニーホールで聴きました、その時もウィーンがくっついていた様に思いますが、昔の事なので記憶があやふやです。
ハッキリと記憶してるのは演奏が大変素晴らしかった事と、メンバーの頭頂部が結構薄いなぁ~と感じた事です。
座席が三階の端の方で、真上から見下ろす感じだったので、頭頂部がやけに目についた訳です。
私がもし演奏法に詳しかったら指の運びとか観てたかも知れませんが、俗物なので頭頂部しか観てませんでした。

このレコード、流石です、一流の完璧な演奏だと思いました。
美しい静寂さを感じる程です、実際は結構深遠な曲かも知れませんが、そう言う風には感じさせず、静寂さを感じる素晴らしい演奏です。
アルバン・ベルク四重奏団は名の通り現代音楽(12音技法なんか、もう完全に古典音楽の領域かも知れませんが)が得意そうに思いますが、古典中の古典ベートーベンをこれ程素晴らしく聴かせるのはその実力の証だと思いました。

レーベルはエンゼル・マークの東芝EMIです。昨今東芝と言えば事業の切り売りでしのいでる様ですが、レコード部門なんかはとうの昔に処分されていて、2007年には資本を引き上げているようです。
その後、例によって紆余曲折、今はユニバーサルグループの様です。
このエンゼル・マークもレコード・CDではお馴染みでした。
録音場所はスイスのセオンですが、多分よく録音に使っていた福音教会では、と思います(想像)。


こちらはワーナー・パイオニアのCD版

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番&第16番(クラシック・マスターズ)



2016年4月8日金曜日

リムスキー=コルサコフ 交響組曲 シェエラザード カラヤン ベルリン・フィル

レコードデーター

ニコライ・リムスキー=コルサコフ
交響組曲 シェエラザード 作品35
ドイツ・グラムフォン 20MG0345 (2543 056)
ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ミシェル・シュヴァルベ バイオリン
ベルリン イエス・キリスト教会 1967年1月26日-31日

なんと、カラヤンもベルリン・フィルも初登場です。
その昔、なんとなく派閥があって、カール・ベーム VS ヘルベルト・フォン・カラヤン とか、ウィーン・フィル VS ベルリン・フィル とか。
又は、ベーム+ウィーン・フィル VS カラヤン+ベルリン・フィルとか。
その分類でいくと、私はなんとなく、ベーム+ウィーン・フィル派だった様に覚えています。
今回もカラヤンが後回しになったのは無意識に過去の記憶が作用してたのかもしれません。
リムスキー=コルサコフですがロシアの作曲家で国民楽派と言う分類に入っています。
国民楽派とは一般に、ロマン派の作曲家で民族主義的な音楽を書く作曲家の事です。

聴いてみました、さすがカラヤンとベルリン・フィルです、一部の隙もありません、完璧な演奏です。
海原を波をかき分け進んで行く大型帆船が、目に浮かんでくるようです。
交響曲とは違い情景音楽ですから、こうでないといけません、カラヤンとベルリン・フィルの面目躍如と言った演奏です。
千一夜物語ですから物語も1001章あるはずですが、数え方にもよりますが実際は282夜分40話とかだそうです。
曲になっているのは4話でシンドバッド、カランダール王子、若い王子と王女、バグダットの祭りです。
どの楽章も、シェエラザードのテーマが現れて曲全体を印象づけます、40分ほどの曲ですがあっという間に終わって飽きさせません、演奏も素晴らしいせいでしょう。

録音は、ドイツ・グラムフォンです、1967年と古い録音ですが大変良く録れている様に思います。
録音場所が、ベルリン イエス・キリスト教会です、ドイツ・グラムフォン+カラヤン+ベルリン・フィルの組み合わせで、大変多くの名演の録音が残されています。
便利な時代です、どんなところかGoogle MAPで見てみました。
https://goo.gl/maps/TTna5h9b6wp
周囲の環境も含めて、大変美しい所です。

このCDとは違う録音だと思います。

R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/ボロディン:だったん人の踊り

2016年3月28日月曜日

モーツァルト 嬉遊曲 第7番 第11番 ウィリー・ボスコフスキー ウィーン・モーツァルト合奏団

レコードデーター

モーツァルト
嬉遊曲第7番  ニ長調 K.205
嬉遊曲第11番 ニ長調 K.251
ロンドンレコード K18C-9219 (キングレコード)
ウィリー・ボスコフスキー 指揮
ウィーン・モーツァルト合奏団
ゾフィエンザール・ウィーン 1973年6月

モーツアルトの嬉遊曲の登場です。
指揮はウィリー・ボスコフスキー、演奏はウィーン・モーツァルト合奏団。
もう、思いっ切りウィーン風の演奏が期待できるレコードです。
ところで、この嬉遊曲と言う曲名、子供の頃から奇妙な曲種だなぁ、と思ってました。
原語はイタリア語でディベルティメントと言います。
セレナードとかと同じ範疇の曲種です、解説本などでは、ちょっと大きめのオーケストラで屋外で演奏するのがセレナード、ちょっと小さめの編成で屋内で演奏するのがディベルティメント、と言う様な説明です。
判った様な判らん様な説明ですが、ざっとそんなものらしいです。
ディベルティメントを「嬉遊曲」って呼ぶのは何か奇妙に感じます、そのまま「ディベルティメント」で良いとか思いますが、イタリア語を活かして「気晴らし曲」とでも言ってみたらどうかな、と思ったりします。

聴いてみました、古い録音ですが大変美しく聴こえます。
ウィリー・ボスコフスキーは典型的なウィーンっ子でウィーンの音楽の隅から隅まで知り尽くしています。
ウィーン・モーツァルト合奏団も実質的にウィーン・フィルの選抜メンバーです、この演奏には誰も口答えできません。
貴族や豪商の遊園に演奏された音楽ですが妥協はありません、交響曲などと比べても、楽器の種類に因る制限はありますが遜色はありません。
それでいて、場を引き立てる様に作曲されているのはさすがモーツァルトです。

録音はロンドンレコードです。
さすがクラッシク音楽の老舗です、どう録ったら良いか心得ています。
録音場所は、ウィーン・ゾフィエンザールです、ロンドンレコード(デッカー社)がウィーンで好んで使っていたホールですが2001年に火災にあって、暫くの間廃墟に成ってしまいました。
しかし、知らん間に復活した様で、ホールをメインとした宿泊文化施設に成っている様子です。
ホームページを見たら結婚式場がイチオシみたいです、50人プランで900ユーロから(会場代だけか??)(笑)
http://sofiensaele.com/


ウィリー・ボスコフスキー

モーツァルト:セレナード&ディヴェルティメント集


2016年3月17日木曜日

バッハ 管弦楽組曲(全曲) ニコラウス・アーノンクール ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

レコードデーター

J.S.バッハ
管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069
キングレコード K15C-9050/1 TELEFUNKEN 6.35046
ニコラウス・アーノンクール 指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

レコードの聴き直しを始めて早2ヶ月、振り返ってみると、管弦楽曲の分類をまだ1回しか聴き書いていませんでした。
何か無いかと探せばこれが出て来ました、バッハの管弦楽組曲全集、全集と言っても4曲ですがバロック期の代表作です。
奇しくも指揮者のニコラウス・アーノンクール氏の訃報に接したばかりです、彼は2016年3月5日に亡くなりました(86歳)。
アーノンクールはチェロ奏者でしたが、古楽器演奏団体ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを立ち上げて、古楽器による演奏のパイオニアとして有名になりました。
このウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやコレギウム・アウレウム合奏団とかが草分け的存在だとおもいますが、それ以後次々と古楽器のオーケストラが設立されたのを思い出します。
どれも、呼び難い名前で困った様な記憶があります。

さて、久しぶりに聴いてみました、まさに古楽器の鄙びた音色です、最近はこれが常識ですが当時は聴く人は驚いた事だろう、と思います。
管弦楽組曲と言う名前ですが、舞曲集と言って良いと思います、そして各曲とも一曲目はフランス風序曲です。
このフランス風序曲が大変印象的です、引きずる様な付点リズムの長~い音符の重壮な緩徐部、フーガー様の複雑で急速な展開部、そして付点リズムの緩徐部という三部構成です。
このフランス風序曲の後に6曲ないしは4曲の舞曲が続く形式です。
私の好きな順番ですが。
管弦楽組曲 第三番
管弦楽組曲 第二番
管弦楽組曲 第四番
管弦楽組曲 第一番
と言う順番です、好きな順番ですから理屈はありません。
第三番の2曲目を編曲したのが、しばしば聴くG線上のアリアです、元はエアで舞曲では無さそうです、エアと言ってますがアリアと同じで英語かイタリア語かの違いだと思います。

キングレコードですが元の録音はTELEFUNKENです。
テレフンケンと言えばドイツの最先端の電子機器メーカーだった、と言うイメージですが、そこの関連でしょうか?
結局、このテレフンケンが発展的にデッカ・レコードになった??と言う事の様ですが詳しくは知りません。

バッハ:管弦楽組曲(全曲)

ジャケットが違いますが多分このCDだと思います。

2016年3月10日木曜日

モーツアルト ホルン協奏曲集 カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

レコードデーター

モーツアルト
ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412
ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
ドイツ・グラムフォン 28MG0001 (2531 274)
カール・ベーム 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ギュンター・へグナー ホルン
YAMAHA YHR-801 ホルン
ウィーン・ムジークフェラインザール 1978年-1979年

作曲がモーツアルト、指揮がカール・ベーム、ホルンがギュンター・へグナー、オーケストラがウィーン・フィル、史上最強のホルン協奏曲です、これ以上の布陣はあり得ません。
が、しかし、このレコードの隠れたスターは、YAMAHA YHR-801です。
それって何?と言う事だと思いますが、ジャケットの写真を御覧下さい、ホルンに燦然と輝くYAMAHAの文字、そうです、このホルン協奏曲には、YAMAHA御謹製のホルンが使われているのです、当時は大騒ぎでした。
ウィーン・フィルは音色を一定水準に保つため楽団備え付けの伝統的楽器を使っているそうです。
その中で特に難しいのがホルンです、ダブルピストン・バルブとかと言う古式で、演奏が難しい上に、ヨーロッパでも製造の伝統技法が上手く伝承されてなかった様で、YAMAHAに発注が来た様です。
当時新聞とかでも良く報道されていたのを覚えています、大阪万博のちょっと後位の時期だったと思います。
昨今と違って、日本の華やかかりし成長期のお話です。

ホルンのお話はその程度で、さっそく聴いてみました、さすがベームとウィーンフィルです、録音も良く芳醇なウィーンの響きを聴かせてくれます、ベームの棒も晩年ほども枯れてなくて、優雅なだけでなく覇気すら感じられます。
モーツァルトはホルン類が好きなのか、ポストホルン・セレナードやポストホルン交響曲なども作曲しています、しかし、協奏曲ではこのホルン協奏曲4曲が素晴らしいです。
YAMAHAのホルンもウィーン・フィルにしっかりとけ込んでいます(生まれも育ちもウィーンのホルン名人、へグナーが吹いてるから当然)
一番だけニ長調ですが、この4曲はモーツアルトの仲間でホルンの名人だったロイトゲープのために作曲されたと言われています、結構仲が良かった様子で、楽譜にロイドゲープをからかう様な落書きもある様です。

レーベルは、黄色が印象に残る、ドイツ・グラムフォンです、クラッシク音楽の王道を行く安心できる録音です。
録音ホールは、あの有名なウィーン・ムジークフェラインザールです、日本語ではウィーン楽友協会大ホールとか言います。
ウィーン・フィルの本拠地であのニューイヤー・コンサートの黄金ホールの事です。
ちなみに、ウィーン・フィルはウィーン国立歌劇場管弦楽団からの選抜メンバーで構成されています。

モーツァルト:ホルン協奏曲(全4曲)



2016年3月4日金曜日

ブルックナー 交響曲第7番 カール・シューリヒト ハーグ・フィルハーモニー

レコードデーター

ブルックナー
交響曲第7番 ホ長調 
日本コロンビア OC-7259-PK
カール・シューリヒト 指揮
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団

出ました!カール・シューリヒトの登場です。
好きな指揮者は誰?と私位の年の人に聞けば、カラヤンとかカール・ベームとか出てくるでしょう、私の感覚ではカール・ベームと答える方が何か渋みのある奥深い人だと思われそうな気がします。(あくまでも個人的見解)
いや、もう少し上の世代の指揮者では?って聞かれたら、ある人はフルトベングラーと言い、クナッパーツブッシュと答えるでしょう、しかし私はカール・シューリヒトと答えます、すると何か凄く通に成った気分に成れます、カール・シューリヒトとはそう言う指揮者です。(完全に私見)
カール・シューリヒトは思いっ切り早振りの指揮者です、レコード2枚組が当たり前の長い交響曲でも1枚に納めてしまいます。(このレコードも1枚です)
買う人は、ほぼ半額でレコードが買える奇特な指揮者です。
と、こう言うのは都市伝説めいている訳ですが、更に都市伝説話しを一つ。
ウィーン・フィルでモーツアルトの交響曲か何かを演奏した時、拍子の振り分けを誤って倍速で演奏したとか言う伝説もあります。
タダでも早いのに更に倍速とは恐ろしい速さですが破綻せずに演奏出来た手腕はシューリヒトとウィーン・フィルだからこそだと思います。
カール・シューリヒトの演奏は早いだけではありません、テンポがめまぐるしく変化します、楽譜の速度記号など結構無視している感じです、にもかかわらずピッタシとその交響曲を表現出来のがカール・シューリヒトです。
おっと、ブルックナーを忘れていました、ブルックナーは私の好きな作曲家の一人です、その交響曲は重厚長大、その重厚さも長大さも半端ではありません、三菱重工と石川島播磨重工と住友化学と新日鐵が合併してもブルックナーの交響曲の重厚長大さには敵いません。(例が変過ぎるか)

久しぶりに聴いてみました、ブルックナーは敬虔なカソリック信者でオルガン奏者だったので交響曲の響きもオルガン的です。
シューリヒトの棒は素晴らしい速度で演奏を進めて行きます、聴く人に息をつかせません、テンポの変化もめまぐるしく、重厚長大産業が最新のIT企業に変わったかの様です。
しかし、ブルックナーもシューリヒトもゲルマン音楽の体現者です、ドイツ風の手堅い表現はそのまま生かされています、オーケストラが一流だったら古今東西の超名演奏として記録されたと思います。

レーベルは日本コロンビアです。
コロンビアと言えばCBS SONY ですが日本コロンビアは違う様で、毎度の事ながら複雑でよく判りません、日本コロンビアって聞くとなんとなく演歌・歌謡曲ってイメージでピンときません。
オーケストラのハーグ・フィルハーモニー管弦楽団は多分、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の事だと思います。
輝かしい歴史を持っていて高名な音楽家が多数指揮台に上がっています・・・・が、このレコードではもう一つ冴えません、と言いましょうか、他にはほとんど聞きません。
この古めかしいシューリヒトのブルックナーが唯一の金字塔のかな、と思ったりします。
ハーグ・レジデンティ管弦楽団のホームページを見たら、案外オシャレでした。


ブルックナー:交響曲第7番(CD版)

2016年2月25日木曜日

マーラー 交響曲第1番 オットマール・スイトーナー ドレスデン国立管弦楽団

レコードデーター

グスタフ・マーラー
交響曲第1番 ニ長調 巨人
ドイツ・グラムフォン MGW 5108 (2544 061)
オットマール・スイトーナー 指揮
ドレスデン国立管弦楽団
1962年5月22日-24日
ドレスデン・ルカ教会 

R.シュトラウスを聴きましたので、近い世代の作曲家のレコードが無いかと探しましたら、目についたのがこれです。
マーラー作曲 交響曲第一番「巨人」です、しかも指揮者はオットマール・スイトナーです。
スイトナーは、NHK交響楽団とも関わりが深く、日本でも大変有名で人気のあった指揮者です、東ドイツを代表する指揮者で手堅いドイツ風の音楽を聴かせてくれました。
私はザ・シンフォニーホールでの演奏会を聴きに行った事があります、オーケストラはベルリン交響楽団(東)??だったと思いますが、あやふやです。
プログラムはブラームスでした、出だしは調子に乗れない感じでしたが、さすがスイトナー後半にクライマックスを上手に持って行き大喝采で終わった記憶があります。
オーケストラが引き上げて客電が点灯しても拍手が鳴り止まず、スイトナー氏が独り舞台に戻ってこられて、ステージの端から端までゆっくり会釈しながら歩かれたのを覚えています、相当な名演だったと思います。

さてマーラーです、聴いてみました。
この「巨人」と言うタイトルは渾名ではなくマーラー自身がつけたタイトルです。
ジャン・パウルの小説「巨人」からとってその小説の雰囲気を交響曲に表した様です。
マーラーですから凝っています、弦の引っ張るような長い音の上で管楽器の動機やらファンファーレが鳴り響き重々しく始まります。
とか言っても仕方ないので、ズバリ簡単に言います。
私は第二楽章がお気に入りです、多分、スケルツォだと思います、舞曲です、スイトナーは十分にリズムを意識して演奏しています、やっぱりこうじゃなければいけません、トリオは優雅なワルツを感じさせます。
古い録音ですが全体的にしっかり録れている様に感じました。

録音はドイツ・グラムフォンです、クラッシクの王道を行く手堅い録音です。
オーケストラはドレスデン国立管弦楽団と表記されていますが、東ドイツ当時の呼び方で、今のザクセン州立歌劇場管弦楽団だと思います、普通はシュターツカペレ・ドレスデンとか言って、有名なゼンパー・オーパー(ザクセン州立歌劇場)の座付楽団でもあります。
ドイツは連邦制で、ゼンパー・オーパーもこのザクセン州のオペラハウスです、ちなみにドレスデンはザクセン州の州都です。
録音場所はドレスデン・ルカ教会です、ここはクラッシク音楽録音の定番です、下手なコンサートホールなど及ばない素晴らしい音響で有名です。

オットマール・スイトナーとN響のCD

N響85周年記念シリーズ:マーラー:交響曲第1番「巨人」、第2番「復活」/オットマール・スウィトナー (NHK Symphony Orchestra, Tokyo) [2CD]

2016年2月19日金曜日

R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき ズービン・メータ ニューヨーク・フィルハーモニー

レコードデーター

リヒャルト・シュトラウス
交響詩 ツァラトゥストラはかく語りき 作品30
CBS SONY 20AC 1589
ズービン・メータ 指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1980年1月12日 録音
エイヴァリー・フィッシャー・ホール  ニューヨーク

バロックや古典派ばっかり続いたので、もう少し新しい時代のも聴きたいと思ってジャケットをパラパラめくってると、目についたのがこの『目』のジャケットです。
これは見覚えがあります、出た当時、画期的な素晴らしい録音、デジタル録音の特性を完璧に・・・・どうたらこうたらと言って持てはやされたレコードです。
リヒャルト・シュトラウスの「交響詩ツァラトゥストラはかく語りき」です。
これは映画「2001年宇宙の旅」の主題音楽で有名です。
当時、「羊羹みた?」とか言うのが流行りました(自分の周囲だけか?)あの謎の立方体が羊羹みたいだと言うわけです。
ズービン・メータはインド人で若手実力派指揮者No.1と言う印象でした、が今や大巨匠でウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでも常連の名指揮者です。
この録音の前にロサンジェルス・フィルハーモニック時代に一度これを録音していますが、ニューヨークに移って又録音してるので本人も気に入っている曲では、と想像しています。

さっそく針を下ろしてみました、冒頭のオルガンの低音!レコードとCDの比較とか色々うるさい話が流行りましたが、どっちにしろ16Hzとかが再生出来るはずがありません、まして我が家のボロセットではあり得ません、そう言う話は抜きにしてやっぱり結構良く録れてるレコードの様に感じました。
リヒャルト・シュトラウスの曲はどれでもですが、私はワルツがお気に入りです。
ワルツと言えばヨハン・シュトラウスですがリヒャルト・シュトラウスのワルツの方がセンス良く大好きです。
しかし、ズービン・メータはこのワルツを良く歌わせている、と言う雰囲気ではありません、なんかちょっと物足りない感じが残りました。

レーベルはCBS SONYです、CBS SONY と言えばあまりクラッシク音楽のイメージが無いですが結構たくさん出しています、SONYがついてる通りデジタル録音も黎明期から取り入れていた様に思います。
この録音が1980年で、CDが出始めたのが1982年と言うことですから、レコードの終焉期の録音だと思います。

R.シュトラウス : ツァラトゥストラはかく語りき / ムソルグスキー : 展覧会の絵他 CD版

CDでもちゃんと出てる様です。

2016年2月12日金曜日

モーツァルト ピアノ協奏曲第26番 ジャンフランコ・リヴォリ アムステルダム.フィルハーモニー リリー・クラウス

レコードデーター

モーツァルト
ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 KV537 「戴冠式」
ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 KV459
Columbia 日本コロンビア OC-7269-PK
ジャンフランコ・リヴォリ 指揮
アムステルダム・フィルハーモニー協会管弦楽団
リリー・クラウス ピアノ

これぞ正にウィーン古典派のピアノ協奏曲と、私が勝手に決めつけているのがこのモーツァルト「戴冠式」です。
有名な映画「 アマデウス」の世界がそのまま音楽に成った感じです。
そして、ピアノがなんとリリー・クラウスです、私の感覚では歴史時代のピアノの巨匠です。
第二次世界大戦中、ジャワ島を演奏旅行中に日本軍の捕虜になったと言う逸話の持ち主です、捕虜という点に関しては、軟禁とか保護とか色々言われていますが、戦後何度か来日公演してる様なので、そんなに酷い扱いでは無かったのかな、と思ったりしますが真相は良く知りません。

さて、聴いてみましたがビックリです、オーケストラが大変マズイです、第一楽章はアレグロですから早くて良いのですが、タダ早いだけで足並みが揃いません、何かバラバラと急いでいる感じです、結局最後まで良い所は少なかった感じです。
それに比してピアノは素晴らしい、さすがモーツアルト弾きです、すっかり手に馴染んでいます。
オケはどこやねん!って見たら、アムステルダム・フィルハーモニー協会管弦楽団ってなっています、そんなの聞いた事無いです、多分録音用に臨時に編成されたオーケストラでは?と思ったりします。
何で、アムステルダム・コンセルトヘボウとかを使わんのや、ってツッコミを入れたく成ります。
第19番 ヘ長調 KV459の方も戴冠式です、こちらは「小戴冠式」とあだ名されています、どういう経緯かとかは、色々本に出ているのでここでは書きません。
19番も華やかな協奏曲ですが、調性がヘ長調なので、ニ長調には負ける感じです。

レーベルはコロンビアレコード(日本コロンビア)ここはややこしくて、よく判りません、アメリカのコロンビアはCBSの子会社(と言う事はソニー系?)で、日本コロンビアはそのアメリカのコロンビアとは提携してるが別の資本だと思います。
まぁ、私の印象ではそれ程クラッシク音楽に強く無い、と言う感じです。
コロンビアは本当にややこしいです。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」/同第19番
↑これがそうだと思います。


↑これは別の録音だと思います。

2016年2月6日土曜日

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第五番 フリードリヒ・グルダ ホルスト・シュタイン ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

レコードデーター

ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第五番 変ホ長調 「皇帝」
LONDON L16C-1611
ホルスト・シュタイン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フリードリヒ・グルダ ピアノ

交響曲、声楽曲と聴いたので次は協奏曲です、何か無いかと思っていたら手に触れたのがこの一枚です。
ドエライのに触れてしまいました、ベートーヴェンの皇帝です、しかもピアノがフリードリヒ・グルダ。
演奏がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はホルスト・シュタインです。
フリードリヒ・グルダと聞くだけでビクビクものです、グルダと言えば謂わいる奇人変人と言うイメージです、もういきなりジャズのベートーヴェンかと恐れます。
一方指揮者のホルスト・シュタインは筋金入りのオペラ指揮者で音楽の隅から隅まで知り尽くし、又、国立歌劇場総監督として客の入り収支の心配、空調や水道の設備の報告まで聞く達人です。
シュタインさん余りに達人過ぎて、職人芸だとか悪口を言う人もいましたが、巨体に似合わずキビキビした歯切れのよい指揮ぶりで、指揮棒で音楽の解説してる様な感じで観客も安心して聴ける指揮者です。
N響にもしばしば客演していて、日本でも大変有名です、来日インタビューでこんな事言ってたのを思い出しました、「我々は2時間ドライブして海岸で夕日を眺めると言うチョイスに勝てるだけの演奏をしなければならない」こんな感じの言葉だったと思います、さすが国立歌劇場総監督経験者は言う事が違います、大変感心致しました。
日本といえば、グルダの二番目?の奥さんは日本人だったと記憶しています。

さっそく聴いてみました。
第一楽章の初っ端からいきなりピアノのカデンツァです、「皇帝」と言う名に相応しい豪快な始まり方です。
ちなみに「皇帝」と言う曲名は後から勝手に付いた名前でベートーヴェンの知った事ではありません。
グルダは奇を衒わずそのまま極自然に演奏している様子です、何かアクシデントを期待して聴くなら、明らかに期待はずれです。
しかし、私には良い意味で期待はずれで、ウィーン古典派全盛期最後の協奏曲とはこれだと言わんばかりです。
当然の事ながら、達人のホルスト・シュタイン指揮のウィーン・フィルの伴奏です、完璧で無いはずはありません。
グルダの持つクラッシクからジャズまで熟せる技量が演奏に十分反映された名演だと感じました。

LONDON ロンドンレーベルもドイツ・グラムフォンと並ぶクラッシク音楽のメジャーレーベルだと言うのが私の印象です。
英国 デッカーレコードがそれですが、商標権の問題とか有ってロンドンレコードを使っている様な話を随分前にラジオか何かで聞いた記憶があります。
色々買収やら吸収やらあって今はポリドールの傘下になってるらしいです。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、テンペスト

CDで出てる様です、ジャケットが異なりますがこれでしょうか。