掃除をしてたら、古いクラシックレコードが出てきました。
長年聴いてなくて、クローゼットに放り込みっ放しで「カビカビ」かと思いましたが結構綺麗な感じです。
そこで聴き直すことにしましたがプレイヤーが有りません、アンプは大昔KITで自作した真空管アンプがあります。スピーカーも古いのが鎮座してるので音が出そうです。
もう、お金を掛けてレコード聴く時代でも無さそうなので、Amazonで安いプレーヤーを買いました。
Player : DENON DP-29FS
Amplifier : エレキット TU-873LE
Speaker : ONKYO D-77RX
なんじゃ、その組み合わせは!ってツッコミは無しでお願いします。(笑)
ついでに、音楽に関しても素人ですから。

(2016年1月)

2016年7月15日金曜日

ブルックナー 交響曲第9番 オイゲン・ヨッフム ベルリン・フィル

レコードデーター

ブルックナー
交響曲第9番 ニ短調(原典版)
ドイツグラムフォン MGX7037 (2535 173)
オイゲン・ヨッフム 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン イエス・キリスト教会 1964年12月1-5日 

オイゲン・ヨッフムのブルックナーです。
オイゲン・ヨッフムはシャキシャキのバイエルン人で、ドイツ音楽の完璧な体現者です。
バイエルン放送交響楽団の初代首席指揮者で、バイエルン放送交響楽団をガンガンに鍛え上げて、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルに並ぶ超一流オーケーストラに育てました。
その後、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(当時はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)でも手腕を発揮しその実力を高めました。
バンベルグ交響楽団首席指揮者を退任した後も、結構活躍していた様子で、特に有名指揮者の急病でオペラの上演が危機だとか、コンサートがヤバイ、とかの急場に指揮台に立った事も何度かあった様です。
『誰某急病につき、本日のマエストロはオイゲン・ヨッフム』とか張り出されると観客がオオォとかどよめいて拍手が起こったとか・・

久しぶりに聴いてみました。
さすが、ヨッフムのブルックナーです。
第一楽章の荘重な神秘感はただ事ではありません、ブルックナーの交響曲も最後の第9番ともなると、荘重さも神秘さも最高レベルに達しています。
第二楽章はスケルツォです、第一楽章からころりと印象が変わって快活そのものです、楽譜に応じて空気までが踊っている様です。
第三楽章は又、荘重です、今度は神聖な感じです、カソリック信者のブルックナーの信仰告白を聞くような風にも感じます。
が残念、ここまで、第四楽章は未完成です、ブルックナーは筆半ばで亡くなりました。
遺言では第4楽章の代わりにテ・デウムを演奏してもよい、と言ったとか言われています。
最後に声楽曲を持って来るのは、ベートーベンの第九を意識しての事でしょうか?
そう言えば、両曲とも調性はニ短調です。

このレコードでも出ました「原典版」表記
ブルックナーの交響曲は色々版があって困りものです。
原典版、と言っても色々あります。
オイゲン・ヨッフムはノヴァーク版の使用を原則としていたのでこれもノヴァーク版だと思います。
ちなみに、オイゲン・ヨッフムは、国際ブルックナー協会の会長も務めていました。

ジャケットの写真もこのCDと同じです。同じ音源だと思います。

ブルックナー : 交響曲第9番ニ短調 ヨッフム / ベルリン・フィル

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