掃除をしてたら、古いクラシックレコードが出てきました。
長年聴いてなくて、クローゼットに放り込みっ放しで「カビカビ」かと思いましたが結構綺麗な感じです。
そこで聴き直すことにしましたがプレイヤーが有りません、アンプは大昔KITで自作した真空管アンプがあります。スピーカーも古いのが鎮座してるので音が出そうです。
もう、お金を掛けてレコード聴く時代でも無さそうなので、Amazonで安いプレーヤーを買いました。
Player : DENON DP-29FS
Amplifier : エレキット TU-873LE
Speaker : ONKYO D-77RX
なんじゃ、その組み合わせは!ってツッコミは無しでお願いします。(笑)
ついでに、音楽に関しても素人ですから。

(2016年1月)

2016年2月6日土曜日

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第五番 フリードリヒ・グルダ ホルスト・シュタイン ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

レコードデーター

ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第五番 変ホ長調 「皇帝」
LONDON L16C-1611
ホルスト・シュタイン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フリードリヒ・グルダ ピアノ

交響曲、声楽曲と聴いたので次は協奏曲です、何か無いかと思っていたら手に触れたのがこの一枚です。
ドエライのに触れてしまいました、ベートーヴェンの皇帝です、しかもピアノがフリードリヒ・グルダ。
演奏がウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はホルスト・シュタインです。
フリードリヒ・グルダと聞くだけでビクビクものです、グルダと言えば謂わいる奇人変人と言うイメージです、もういきなりジャズのベートーヴェンかと恐れます。
一方指揮者のホルスト・シュタインは筋金入りのオペラ指揮者で音楽の隅から隅まで知り尽くし、又、国立歌劇場総監督として客の入り収支の心配、空調や水道の設備の報告まで聞く達人です。
シュタインさん余りに達人過ぎて、職人芸だとか悪口を言う人もいましたが、巨体に似合わずキビキビした歯切れのよい指揮ぶりで、指揮棒で音楽の解説してる様な感じで観客も安心して聴ける指揮者です。
N響にもしばしば客演していて、日本でも大変有名です、来日インタビューでこんな事言ってたのを思い出しました、「我々は2時間ドライブして海岸で夕日を眺めると言うチョイスに勝てるだけの演奏をしなければならない」こんな感じの言葉だったと思います、さすが国立歌劇場総監督経験者は言う事が違います、大変感心致しました。
日本といえば、グルダの二番目?の奥さんは日本人だったと記憶しています。

さっそく聴いてみました。
第一楽章の初っ端からいきなりピアノのカデンツァです、「皇帝」と言う名に相応しい豪快な始まり方です。
ちなみに「皇帝」と言う曲名は後から勝手に付いた名前でベートーヴェンの知った事ではありません。
グルダは奇を衒わずそのまま極自然に演奏している様子です、何かアクシデントを期待して聴くなら、明らかに期待はずれです。
しかし、私には良い意味で期待はずれで、ウィーン古典派全盛期最後の協奏曲とはこれだと言わんばかりです。
当然の事ながら、達人のホルスト・シュタイン指揮のウィーン・フィルの伴奏です、完璧で無いはずはありません。
グルダの持つクラッシクからジャズまで熟せる技量が演奏に十分反映された名演だと感じました。

LONDON ロンドンレーベルもドイツ・グラムフォンと並ぶクラッシク音楽のメジャーレーベルだと言うのが私の印象です。
英国 デッカーレコードがそれですが、商標権の問題とか有ってロンドンレコードを使っている様な話を随分前にラジオか何かで聞いた記憶があります。
色々買収やら吸収やらあって今はポリドールの傘下になってるらしいです。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、テンペスト

CDで出てる様です、ジャケットが異なりますがこれでしょうか。

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